柿崎名水農釀プロジェクト

柿崎名水農釀プロジェクトとは

柿崎東横山地区から湧き出る名水「大出口泉水」。
平成20年に環境省より、「平成の名水百選」に認定されたこの名水は、
棚田を潤し、柿崎の平野部まで巡ってくる貴重な水源です。

その大出口泉水が流れる棚田で、
任意農業者団体「柿崎を食べる会」のみなさんに酒米をつくってもらい、
その酒米と名水を用い、平成24年より酒造りを行っております。

柿崎の名水で農業を営み、それを用い醸造する、
それが柿崎名水農醸プロジェクトです。

  • 柿崎名水農釀プロジェクト
  • 柿崎名水農釀プロジェクト
  • 柿崎名水農釀プロジェクト

東横山集落の紹介

東横山集落は、尾神岳のふもとである柿崎区と吉川区の境界に位置する中山間地集落です。豊かな水量を誇る大出口泉水の恵みと水はけのよい土壌性質により、古くから稲作と畑作が盛んな集落でした。

収穫されるお米や野菜の美味しさは別格であり、棚田と日本海が一望できる素晴らしい眺望を持つ集落ですが、町内の中心部より車で30分程度離れる冬期には雪深い場所でもあるため、近年は居住者が減少し、現在は7世帯の方が居住。6名の方が通い農業で耕作をしている状況です。

東横山集落の紹介

事業実施の経緯

平成20年に大出口泉水が環境省により「平成の名水百選」に認定されました。これは水が重要な資源である当蔵には望外の喜びでした。わが町の湧水が名水に認定されるということは、当地が名水の里と理解をしてもらえることに非常に役立つからです。

当蔵にももちろんよい水はありますが、地域の特性としてこの水を酒造りに使うのは面白いはずと、水の利用許可を求めるために、大出口泉水が湧き出る東横山集落の当時の山岸町内会長を訪れました。水の利用は快諾頂いた反面、そこでいくつもの深刻な事情をお教え頂きました。

事業実施の経緯

まずは、名水の知名度がとても低いこと。そして上越市への吸収合併後のため、行政からの発信等の各種支援は期待しづらいこと。何よりも、居住者が僅かになり限界集落化していることが、非常に大きな問題だと教えてもらいました。

それを契機に、当蔵では中山間地の実情や存在意義を今一度学び直し、平成22年には大出口泉水を用い酒を試醸、当蔵とは相性が良く、素晴らしい酒が醸せる水との結論を得ました。平成23年には大出口泉水仕込みとして製品を販売、好評のうちに販売を終えましたが、やはりそれだけでは、大出口泉水を取り巻く環境は何も変わりませんでした。

そこで、以前より地域を盛り上げるべくもっとチャレンジをしてこうと話をしていた、柿崎を食べる会のリーダー岸田さんと相談し、実際に東横山地区で米作りをして、その米と名水を用いての酒造りをすることに挑戦しようと決めました。それにより、平成24年春より、柿崎名水農醸プロジェクトが開始されます。